後周りの作業

次にスイングアームより後側の作業に掛かる。結構ばらすと汚い。


いきなりだが、これが今の姿。フレームにエンジンだけが載っている状態。

台車にタイダウンで固定して、何時でも移動できる仕様!

リヤフレーム周りをまず分解。シートロック当たりの塗装が錆で剥離している。リヤフェンダーはオイルでコテコテ。
結構錆の酷いリヤフレームは、剥離材、ブラストとなった。
下地にジンクコート、そして黒で上塗り。

将来的に溶接の火を入れる予定なので、結構適当に仕上げて完了。

パーツが散らかるので、清掃が済んだパーツはさっさと組んでしまう。
リヤサス周りを分解。油と泥の固まり。

こう言う時は汚れの下は結構きれいな場合が多い。

清掃前のリンク周り。
続いて、リヤショックの分解に掛かる。

四輪用のスプリングコンプレッサーを無理に使用してスプリングを抜いた。

ダンパーはしっかり生きていたので一安心。

各部清掃完了の図。ショック上部のカラーは全く油気がない状態だった。Oリングを新調し、モリブデングリスを塗布。

完成である。清掃だけでまあまあ綺麗である。

ただし、あるはずのバンプラバーが無くなっている。

心配していたニードルローラー・ベアリング類は良好だったのでそのままグリスアップして使用。仮組みしておく。
結局は勢いに乗って全バラ。
フレームのクリアがはげているのでリムーバーで落とす。
スイグアーム・ピボットの裏は結構錆びている。
ついでにエンジンのカバー類のクリアも剥離する。

これは腐食が進んでいるのでブラストの予定である。

キャブも汚い。勿論、中身も緑色であるが、エンジンは好調だったので詰まりがないだろう。
ここでまた裏技紹介。

ピストンの抜けないキャリパーは鍋でグツグツ煮ると抜けやすい。

バンジョーにエアチャックを溶接した物を作って、エア圧を四六時中掛けておく。

シャコ万で固定しているのは片側は動いていたからである。

久しぶりのバイクで、やはり全バラになってしまいそう。エンジンは開けないつもりだが…。

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