*パワーウインドウ                  Top

3月 4日


朝、A自動車へ抹消登録証明書を取りに行く。今までの苦労は何だったんだろう。しかしこれで書類は完璧だ。

昨日途中で放り投げたパワーウインドウの修理続編。まずなくなっていたウインドウフレームは、鉄板を切り継ぐ。つぎにプーリーの位置とワイヤーの取り回しを調整する。しかし症状は改善されない。

次に、写真から拡大したフロントグリルの型をダンボールに写し取って、それを鉄板に移し変えて切り出す。届いたエンブレムを置いてバランスを確かめる。これで、グリル自作の足がかりになるだろう。

夜、隣のコージ君が同僚の板金少年K君を連れてくる。車を見るなり板金ハンマーとドーリーを持ち出した。当方があら出しした面を板金仕事で ならし始めた。現代の車しか触った事のないK君は、鉄板の硬さにびっくりしている。しばらく作業してくれたが、どうしても鉄板を縮める必要が出てきた。しかし、工場にはガストーチがない。仕方がないのでブタントーチで挑戦する。炎が散らばってポイントが絞れないが。何とか鉄板を縮める事に成功した。

3月 5日


昼に社員のO君が型紙を片手に、1.6mm鉄板からグリルを切り出している。そこへ鉄工所のT君がやって来て、グリルの縁を溶接してくれ一気に形に成ってくる。持つべき物は友達だ。傍らではtomoが不足のガスケットを切っている。

夜、コージ君たちがアルミパテ等の会社の備品を(無断で??)持ってきて、パテを引き始めた。整形のために空けた穴は、アルミ板とネットをブラインドリベットで止めて対処した。見る見る形に成ってきて、本職の技術力には舌を巻く。我々だけではまだ板金しているに違いない。

私は、スタッドボルトの抜けたキャブを修理にかかる。ボルトの状態があまり良くないので、ダイスを通す。そして、ボルトを取付けようとして唖然とする。キャブ本体にクラックが入っている。ボルトの根元だったので、ナットを追加して事無きを得たが、以前の整備でナットの締めすぎが原因だと思われる。

3月6日


夜、板金部隊が登場。K君は納得いかないのか、叩き続けている。彼らの職場は今日日、珍しくパテ細工を嫌う師匠だそうだ。それでも袋状と鉄板の硬さに阻まれて、不本意ながらアルミパテに作業は移行した。数回パテ入れするが、なかなか歪みが消えない。また後日と言う事に成ってお開きとなった。

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3月8日


今日もパテ入れから。数回のアルミパテ引きの後、やっとポリパテ登場。ここまで、研いではパテ入れの繰り返しであった。彼らはパテ細工には慣れていないので、結構楽しんでいるようだ。

当方は、インマニにキャブを取付ける。しかしナットが1つ紛失していて新品を使用しようとしたが、なんと8mmのボルトピッチがここだけリード1になっている。会社の在庫は、ISOの8×1.25しかない。やっとの事で交換したエンジンマウントのナットが余っているのを見つけ、事無きを得た。

今日から、tomoは卒業旅行に行って、作業には参加していない。

3月9日


昼、作りかけのフロントグリルに横の桟を作って溶接した。最初は、網を張ろうと思っていたが、つい思い付きで作ってしまった。後は、磨いて、クロームメッキに出せば完成だ。遠目で見れば自作だとは誰も思うまい。その後、何気なしにマニュアルをめくっていてある事に気付いた。触媒の形がこの車とは違うのだ。そういえばUS仕様はエキマニはいきなり1本になっているはずだが、この車は以前乗っていた1.8GTと同様に4-2-1の集合になっている。ではあのメインのタイコの前にある小さなタイコは何なんだろうか。以前、「触媒の形さえあれば何とかなる。」と聞いていたが、T氏に車検の予約を頼む時に聞いてみなければ。排ガスが通らなければどうにもにならない。

3月11日

アメリカよりファンのセンサーが届く。馬鹿でかい箱に入ってきて10ドルのパーツに輸送費が20ドル。これでは国内で買ったほうが安かったかな。
夜、工場で待っていると、板金部隊は仕事が忙しく今週はこられないと連絡があった。仕方がないのでラジエーターとボディーの間を埋めるゴムの取り付けをする。取付けると言っても千切れ掛けてボロボロなので、生きている部分以外はゴム系の接着剤で貼り付けた。

3月12日


昼休みにキャブを搭載する。ボルトが締めにくかった以外はすんなりと言った。しかし、Tomoが単独でばらした部分なので、組み立ては、判る部分に留めた。
ブローバイの取り付け方法を考えなくては。

3月13日


旅行から帰ってきたTomoとともに、ラジエーターを搭載する。新品のラジエーターホースの取り回しに苦労しながらもなんとか取付ける。インジェクションのポンプがないので、ステーを自作して追加した。冷却水を注入し、エンジン始動にかかるが、なかなか火が入らない。すぐに1番2番のプラグがかぶってしまう。エアクリーナーをはずすと、フロントのキャブがオーバーフローしている。それだけではなく、サーモからのバイパスホースのピンホールから水が噴き出してきた。アメリカに発注している暇はない。T氏に手配を依頼する。また作業が増えた。

夜、板金部隊はパテ研ぎを終了し、サフェーサーの吹き付けまで漕ぎ着ける。Tomoまで総動員でガンを持ち、サフェーサーの厚塗りをして研ぎに備
える。2液性なのでラッカーパテを拾わなくても済むようにするためだ。

3月14日


全員欲が出てきて、板金の範囲が左の前後フェンダーにまでおよび、アルミパテ、ポリパテ、サフ入れと繰り返し、本塗りはフロントから左側面の広範囲に及ぶ事となった。
それに並行して電送系の点検をする。結果はホーンボタン、ヒーターモーター、テールランプであった。ホーンボタンは、分解して接点を磨いていき返る。テールランプは分解して基盤の状態にし、接触不良の部分をハンダ付けし、レンズを水洗いの後にアーマオールで磨き、水が浸水して泥だらけだった本体は、清掃後、シリコンでパッキンをシールして組み付けた。
一番てこずったのはヒーターモーターであった。配線は途中で変わっておりスイッチ本体も内部はバラバラ。マニュアルの配線図とにらめっこしながら適当に工場にあったスイッチを取付けて完了。と思いきやモーターが回らない。配線は間違っていない。試しにファンを手で回してみると勢い良く周りだした。どうやらブラシが固着してただけみたいだ。

3月20日

キャブのフロート室をばらす事3回。オーバーフローが止まる。組み立て精度が出ていなかったみたいだ。ついでに手持ちのカーステも取付ける。
届いたバイパスホースも組み替え、いつでも始動できる状態になったがまずは塗装である。コージ君が手際良くマスキングを始める。それにしても速い。これがプロの業と感心する。本塗り、クリアーともに3回塗って完成。夜8時から始めた作業が終わったのは、夜も白む4時であった。若干色調が合っていないのがコージ君には気になっているようだが、それ以外の仕上がりは上々で、オーナーのTomoは御満悦である

3月22日


Tomoとともにボンネットを取付ける。塗装したてのため、毛布を噛ますなどして慎重に取付ける。若干左前のチリが合っていないが、シムを作って入れればなんとかなりそうだ。ついでに、樹脂製で割れていたボンネットのステーもアルミで作る。
再びエンジン始動。今度は何とか回ってくれる。後の調整はT氏に任そう。
心配したパワーウインドウの作動も良好。しかし、せっかく取付けたカーステが鳴らない。本体がイカれている様だ。パワーアンテナも駄目だ。これは
配線を考えれば何とかなりそうだ。
そしてついに仮ナンバーで町内一周の試乗を敢行する。かぶり気味のエンジンをだましだまし何とか走らせたという感じだが、無事走り終えた。
後は、テールランプレンズの周囲にコーキングを打って割れていたバッテリー端子を交換する。

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