1999年スタート                   Top

1月 5日

アメリカより、ローター、エンジンマウント、そして、日本では入手し難いキャブOHキットが届く。キャブOHキットにはガスケット、Oリングだけでなく、フロートバルブも入っている親切なキット内容である。送料に130ドル程かかったが、それでも随分安い。しかもオーダーから1週間である。これなら国内で捜すのと少しも遜色ない。

   9日



今年初めての作業にかかる。朝から有名な京都八幡のジャンクヤードへ行って、壊れているパワーアンテナと、マフラーの吊ゴムを調達しに行く。プレセアのアンテナと、何用か不明のマフラーの吊ゴムを手に入れる。ついでに、ベンツからマスターのキャップを割れているクラッチマスター用に入手。おなじメーカーAte製なので多分使えるだろう。アンテナは3000円で他は無料。
工場へ帰って、最初にアンテナの動作チェック。しかし動かない。中を開けてみると、IC基盤が出現して驚く。いろいろ試したあげく、基盤を廃して直結する方法で落ち着く。取付けて完了。

次に、届いたディスクローターに交換。特注したボルトにクリアを吹いて取付ける。そして、前回の真空ポンプに蜂蜜のビンをつないで、再度ブレーキのエア抜きをする。しかしなかなか踏み代が出てこない。そこで人力でエア抜きを試みると、マスターからエアがボコボコ上がってくる。マスターとタンクの透き間からエアが入っているのでは、と思って一度タンクを引き抜いて間のゴムを交換する事にする。なんとかゴムをカッターで切り、タンクを引き抜いて、いざ取付ける段になってゴムのサイズが違う事に気付く。タンクに付いてきたゴムは、ロメオ用で今回取付けたマスターはフィアット用だったのだ。そこで、オールドタイマー誌にあった、Oリングを瞬間接着剤でサイズ変更する記事を思い出してカッターで切ってしまったゴムを、アロンアルファで煙草の灰を触媒にして接着し、シリコングリスをたっぷり塗って取付ける。幸い漏れはなくほっとする。その後、人力のエア抜きしばし行う事によって踏み代が出て来たので、完了とする。
ついでに、クラッチのフリュードを真空引きによって交換し、本日の作業を終了した。

  10日


昨日に続いて今日も作業。まず、ディスク板の本締め。そして、左エンジンマウントの交換をする。マフラーを取付けてからでは工具が入らないからだ。案の定へたっていた古いマウントはエキパイの熱でパリパリに硬化して、分離していた。

次にマフラーのフロントセクションを取付ける。触媒横のステーが曲がっていたため、いったんはずして修正した以外はすんなりといった。
リヤセクションのアンサーは、昨日入手したマフラーの吊ゴムにステーを追加して、ノーマルの長さに合わせる。アンサーが右リヤキャリパーのすぐ横を通るため、バイク用の断熱ファイバーを巻いてペーパーロック対策をしておく。こちらも取りつけて、ばすしておいたスタビを元に戻し、ホイールを取付けて、昨年11月以来ウマから降ろす事が出来た。

ここまで作業がはかどった事に気を良くして、プラリペアーを使ってフロントグリルとサイドマーカーのベースの補修にかかる。クラックと欠落部分をプラリペアーで作る。最初はいささかビビリながらも、最後には慣れも手伝って大胆に作業を進める。
今回初めてプラリペアーを使ってみたが、粉の取り扱いに工夫すれば結構おもしろく、強度もあって出来上がりも良い。これで
もう少し値段が安ければ言う事無しである。つい夢中になって造型しているうちに、よる7時を回っていた。
次回からは、キャブのOHにかかる予定である。

グリル製作                      Top

  23日

       


tomoが大学のテスト(卒業がかかっている)で作業が止まっている。
今日は欠品になっているフロントグリルの製作第一弾である。中古部品の情報もなく自作しようにも見本がない。何気なく、昔の雑誌を読んでいて、75年のカーグラの表紙がアルフェッタGTの正面から撮った写真だった事を思い出した。さっそく引っ張り出して見ると、真正面からの写真だ。さっそく現物との縮尺を計り、拡大コピーで原寸大にしてみる。その上にトレペを置いてトレースし、実車に合わせてみると何とかなりそうである。
次に、ボンネットを取り外して、ノーズの板金にチャレンジしてみる。帯鉄等を裏から当てて、ハンマーで叩いてみたが、思う様に行かない。やはり表からスライディングハンマーで引っ張らないと駄目か……。
気を取り直して、バッテリーをつないでエンジンを掛けてみる。充電もしていないのに一発で始動し、ちょっとびっくりする。クラッチの点検をすると、エア抜きのおかげで音もなくギヤが入ってくれる。張り付いてはいなかった。マフラーからの排気漏れも完治して、アンサーらしい良い音が聞けた。
しかし、ブレーキの踏み代があやしい。効くには効くがエアが噛んでいるようだ。やれやれまた初めからやり直しか……。
そうこうしていると、Junichi君がDUCATI MHRに乗って現れる。なんでも今買ってきたばかりの帰り道らしい。バイク談議に華が咲いているうちに日が暮れてしまい、

  25日


仕事の息抜きに適当な材料でスライディングハンマーを製作する。これも「無い物は作る」そして「極力安く上げる」の精神である。今の世の中お金さえ出せばなんでも手に入るが、それでは面白くないし、第一いくらお金があっても足りない。やはり貧乏人のレストアは、アイデアと体力が勝負である。

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